みるみるです(T‐T)
怪我をしてしまいました。画像は大袈裟ですが背中をちょっとやりまして·····。
大事には至らなかったので大丈夫です!
仕切り直し。みるみるです(*ˊᵕˋ*)今日はイン出来ないのでドラクエをお休みしてちょっとこぼれ話。
法事でお寺に行った時のこと。読経が終わりご住職の法話を聞いていた時、ご住職がこう問いかけた。
「地獄はどこにあると思いますか?」
地獄ってあるのか?
だって見たことないし、そもそも天国や地獄って人間が作ったものなんじゃないの?
「悪さすると閻魔様が出てきて地獄に連れていくんだよ!」
小さい頃、お母さんから言われて信じていたけど、大きくなるにつれ「嘘じゃん」って思うようになった。
悪いことした人に天罰が下るなんて嘘だ。だって悪い人ほどのうのうと生きてたりするじゃないか。大人になるにつれ、小さい頃信じていた「良い行いをしたら良いことがある」っていう昔話は信じなくなった。
突然ですが、かさこ地蔵っていう昔話知ってますか?ワタクシこの絵本が大好き。可愛いお地蔵さんたちの心温まる物語なのです。
絵柄がシュール過ぎる
年の暮れに食べ物を買うお金がなかったお爺さんは、笠を売りに行くのですが、笠は売れません。とぼとぼと帰る途中、雪で積もったお地蔵さんたちを見つけます。
お爺さんは憐れに思い、売れなかった笠をお地蔵さんたちに被せました。
家に帰り理由を話すとお婆さんは「良いことをしましたね」と言って笠を売れなかったお爺さんを責めませんでした。
年を越す準備は出来なかったけど、お爺さんとお婆さんの心はポカポカ。外は大雪で寒かったけど二人の心は暖かかったのです。
その夜ガタガタ、ズシーンという音に目が覚めた二人。
慌てて扉を開けると山盛りの米や野菜が置いてありました。外を見ると笠を被ったお地蔵さんたちが帰って行く後ろ姿が。お爺さんとお婆さんは思わず手を合わせ、豊かに年が越せることを喜びました。
この話、大人になって読んでも泣いてしまう。泣ける要素がないのだけれど何故か泣けてくる。ハッピーエンドに心が暖かくなってほっこりするのです。
話がそれた。ご住職の「地獄はどこにありますか」との質問、考えていた時ご住職が言いました。
「あなたの心にあります」
オーマイガッ!!
ご住職の言葉を聞いたとき、かさこ地蔵を思い出した。
もしお爺さんが笠を売ることができずイライラしていたら?もしお婆さんが笠を売ることが出来なかったお爺さんを責めていたら?現実的なのはこっちだ。ワタクシだったら絶対お爺さんを責めてる。
「なんで売るための笠を地蔵に被せてくんだボケェ!とっとと取り返してこんかい!」
年の瀬にイライラして己の不幸さを恨む。うん、恨むよ。
住職が言いたかったのは、どんな環境でも自分次第で天国にも地獄にもなりますよ、って事なんだろうな。
「天国も地獄もあなた方の心の中にあるのです」
心が荒れたら かさこ地蔵と住職の言葉を思い出してほっこりしよう。
滑って転んで背中を痛め、自業自得さに心荒れていたので反省しながら かさこ地蔵を読むとします。